光孝天皇
こうこうてんのう
君がため 春の野に出でて 若菜つむ
わが衣手に 雪は降りつつ
歌意
あなたに差し上げるために、春の野原に出て若菜を摘んでいる。私の袖には雪が降りかかり続けているけれど。
超現代語訳
あなたのために春の七草摘みに来たんだけど、まだ雪降ってて超寒い! 手とか凍えそうだけど、あなたに喜んでほしいから頑張っちゃう私、健気すぎでしょ。
決まり字
きみがためは
文法解説
【句切れなし】「君がため」は「あなたのために」。「春の野」は春の野原。「衣手」は袖。「つつ」は反復・継続。
掛詞
なし
補足解説
光孝天皇が若い頃に詠んだ歌とされる。身分の高い人が自ら野に出て若菜を摘むという行為を通じて、相手への深い誠意と愛情を表現している。