式子内親王
しきしないしんのう
玉の緒よ 絶えなば絶えね ながらへば
忍ぶることの 弱りもぞする
歌意
私の命よ、絶えるなら絶えてしまえ。このまま生き長らえていると、耐え忍んでいる私の力が弱って、(心に秘めている恋が)人に知られてしまうといけないから。
超現代語訳
もう死んでもいいわ。これ以上好きでい続けたら、絶対バレる自信ある。秘密守って苦しむくらいなら、いっそ今ここで終わらせて楽になりたい。
決まり字
たま
文法解説
【二句切れ】「玉の緒」は命。「絶えなば絶えね」は絶えるなら絶えてしまえ(強い詠嘆・願望)。「忍ぶること」は秘めた恋。
掛詞
なし
補足解説
式子内親王。秘めた恋が露見するくらいなら、いっそ今死んでしまいたいという激しい情熱。高貴な身分の忍ぶ恋の極致とされる。