後鳥羽院
ごとばいん
人もをし 人も恨めし あぢきなく
世を思ふゆゑに もの思ふ身は
歌意
人が愛しくもあり、また恨めしくもある。つまらない世の中だと思うせいで、あれこれと物思いに悩む我が身にとっては。
超現代語訳
人間のこと好きだったり嫌いだったり、自分でも情緒不安定すぎ。世の中クソだなーって思うと、余計にいろんな感情が爆発しちゃうんだよね。面倒くさい性格だわ私。
決まり字
ひとも
文法解説
【二句切れ】「人もをし」の「をし」は愛しい。「あぢきなく」はつまらなく。「思ふゆゑに」は思うせいで。
掛詞
なし
補足解説
後鳥羽院。鎌倉幕府倒幕(承久の乱)を企てた天皇。人間への愛憎や世の中への不満で心が揺れ動く自分自身を、客観的に見つめた歌。