天智天皇
てんじてんのう
秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ
わが衣手は 露にぬれつつ
歌意
秋の田の仮小屋の屋根の目が粗いので、私の袖は露に濡れ続けている。
超現代語訳
秋の田んぼの警備ツラすぎ。屋根ボロボロだし隙間風ヤバいし、服ずっと濡れてるんだけど。天皇なのにこの扱い、ブラックすぎない?
決まり字
あきの
文法解説
【二句切れ】「秋の田の」は「かりほ」を導く枕詞とする説もある。「あらみ」は形容詞「あらし(粗し)」の語幹に接尾語「み」がついたもので、「〜ので」という原因・理由を表す。
掛詞
なし
補足解説
天智天皇は中大兄皇子のこと。大化の改新を行った人物。天皇自らが農民の苦労を歌ったという点でも意義深い歌。