和泉式部
いずみしきぶ
あらざらむ この世のほかの 思ひ出に
今ひとたびの 逢ふこともがな
歌意
私はもうすぐ死んでしまうでしょう。あの世への思い出として、せめてもう一度だけお逢いしたいものです。
超現代語訳
もう私死にそうだから、最後のお願い聞いて。冥土の土産にもう一回デートして! それだけでいいの。イケメンな君の顔見てから死にたいの!
決まり字
あらざ
文法解説
【初句切れ】「あらざらむ」は「私はもう生きていないだろう」。「この世のほか」はあの世。「逢ふこと」はあなたに逢うこと。
掛詞
なし
補足解説
和泉式部。恋多き女流歌人。病床での歌とされる。死ぬ前にもう一度あなたに逢いたいという、最期の願いとしての情熱的な恋歌。