源兼昌
みなもとのかねまさ
淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に
幾夜寝覚めぬ 須磨の関守
歌意
淡路島から通ってくる千鳥の鳴き声があまりにもの悲しいので、その声に何度目を覚まさせられたことだろう、須磨の関守は。
超現代語訳
千鳥の鳴き声うるさくて起きちゃったんだけど。須磨の警備員さんも毎晩これで起こされてるの? 睡眠妨害レベルで悲しい声出すじゃん、あの鳥。
決まり字
あはじ
文法解説
【三句切れ】「かよふ千鳥」は通ってくる千鳥。「幾夜寝覚めぬ」は幾晩目を覚ましたことか(完了+疑問)。
掛詞
なし
補足解説
源兼昌。淡路島から聞こえる千鳥の鳴き声(悲しい声とされる)で目を覚ます関守の孤独に、自身の寂しさを重ね合わせた歌。