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PRちはやふる百人一首勉強ノート

儀同三司母

ぎどうさんしのはは

平安中期 女性歌人
儀同三司母の絵札

経歴・人物紹介

平安時代中期の女流歌人。高階成忠の娘で、藤原道隆の妻。中宮定子の母にあたる。「儀同三司」とは夫・道隆の唐名で、その母ということで「儀同三司母」と呼ばれた。

道隆の死後、兄の道兼・道長が権力を握り、息子たちが次々と失脚する中で波乱の晩年を送った。才媛として知られ、歌才を娘の中宮定子に伝えたとされる。

この歌人の百人一首

054

忘れじの 行末までは かたければ

今日を限りの 命ともがな

「いつまでも忘れない」という将来までの約束は守り難いものですから、その言葉を聞いた今日を最後として、死んでしまいたいなあ。

決まり字: わすれ

エピソード・豆知識

「忘れじの ゆく末までは かたければ 今日を限りの 命ともがな」の歌は、「忘れない」という言葉が末永く続くとは難しいから、むしろ今日限りの命であればよいと詠んだ歌。永遠の愛への不信を逆説的に表現した切実な恋歌。

娘の中宮定子は一条天皇の后として清少納言の主人となった。定子の悲劇(道長との政争の末に没落)を見届けた母の心情は複雑なものがあっただろう。高階家という学問の家系から生まれ、娘に文学的才能を伝えた文化的役割も大きい。

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