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中納言家持

ちゅうなごんやかもち

奈良 男性歌人
中納言家持の絵札

経歴・人物紹介

奈良時代の貴族・歌人で、万葉集の最終編者とされる。大伴旅人の息子として生まれ、中納言まで昇進した。万葉集に最も多く歌が収められた歌人であり、その数473首にのぼる。

越中(富山県)の国守として赴任中に詠んだ叙景歌が特に優れており、自然への繊細な感覚と宮廷人としての教養が融合した独自の歌風を持つ。

この歌人の百人一首

006

かささぎの 渡せる橋に おく霜の

白きを見れば 夜ぞふけにける

天の川にかささぎが架けたという橋に置いた霜が白いのを見ると、夜もずいぶん更けたのだなあと感じる。

決まり字: かさ

エピソード・豆知識

「鵲の 渡せる橋に おく霜の」の歌は、天の川に鵲が翼を並べて橋を渡すという七夕の情景を詠んだ歌。宮中の階段に霜が降りているのを見て詠んだとも解釈される。

大伴家持は亡くなった後も政治的事件に連座させられ、一時「朝敵」とされた歴史がある。万葉集の編纂に大きく貢献したにもかかわらず、歴史の波に翻弄された波乱の生涯を送った。

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