参議篁
さんぎたかむら
平安前期 男性歌人
経歴・人物紹介
平安時代前期の貴族・文人・歌人。遣唐副使に任じられたが、大使との確執から乗船を拒否したため隠岐に流罪となった。後に赦されて参議(三位)に昇進した。
漢詩文・和歌・書道に秀でた多才な人物。昼は朝廷に仕え、夜は冥界の役人を務めたという伝説が中世以降に語られるようになり、「野相公」の異名を持つ。
この歌人の百人一首
エピソード・豆知識
「わたの原 八十島かけて 漕ぎ出でぬと 人には告げよ 海人の釣り舟」の歌は、隠岐への流罪の途中で詠んだとされる。多くの島を越えて漕ぎ出したと都の人に伝えてほしい、という切なさが伝わる歌。
冥界の役人として地獄で閻魔大王の補佐をしたという伝説は中世に広まり、多くの説話に登場する。また「野相公は書の名手」として、平安時代に漢詩文と書の双璧として称えられた。