壬生忠岑
みぶのただみね
平安前期 男性歌人
経歴・人物紹介
平安時代前期の歌人で、三十六歌仙の一人。古今和歌集の撰者の一人として紀貫之らとともに編纂に参加した。右衛門尉などの官職を歴任した中級貴族。
古今和歌集には35首が入集。撰者としての立場から、歌の収集と整理に多大な貢献をした。自然の情景と恋の情感を結びつける歌風が特徴。
この歌人の百人一首
エピソード・豆知識
「有明の つれなく見えし 別れより あかつきばかり うきものはなし」の歌は、有明の月が冷たく照らす夜明けの別れ以来、夜明け頃ほど憂鬱なものはないと詠んだ恋の歌。有明の月と恋の別れを結びつけた情感豊かな表現。
古今和歌集の四人の撰者の中でも、実務的な収集作業において重要な役割を担ったと考えられる。歌の編纂という文化的事業に携わりながら、自らも優れた歌人として活躍した。