右近
うこん
平安前期 女性歌人
経歴・人物紹介
平安時代前期の女流歌人で、三十六歌仙の一人。藤原敏行(18番)の娘とする説がある。宇多天皇・醍醐天皇の時代に宮廷に仕えた。古今和歌集以下の勅撰集に13首が収められている。
恋の歌を得意とし、情感豊かな表現が特徴。宮廷の女官として活躍しながら、歌壇でも確かな地位を確立した。
この歌人の百人一首
エピソード・豆知識
「忘らるる 身をば思はず 誓ひてし 人の命の 惜しくもあるかな」の�Message は、忘れられる自分の身はどうなってもいいが、誓いを立ててくれたあなたの命が惜しいと詠んだ歌。「誓いを破れば神罰が当たる」という当時の信仰を背景にした、逆説的に深い愛情を表現している。
藤原敏行との関係については確証がないが、平安前期の宮廷歌人として女性の視点から詠んだ恋歌が高く評価されている。百人一首に選ばれた21名の女性歌人の一人として、平安女流文学を代表する存在。