式子内親王
しきしないしんのう
平安後期 女性歌人
経歴・人物紹介
後白河天皇の第三皇女。賀茂斎院を10年務めた後、出家して静かな生活を送った。新古今和歌集時代を代表する女流歌人の一人。
藤原俊成に師事し、内に秘めた情熱を抑制の利いた表現で歌に昇華させる独自の歌風を確立した。
この歌人の百人一首
エピソード・豆知識
「玉の緒よ 絶えなば絶えね ながらへば」の歌は、「命よ、絶えるなら絶えてしまえ。生き長らえれば、この恋心を隠し通す力がなくなってしまう」という激しい恋歌。斎院として恋愛が禁じられた身でありながら、これほど情熱的な歌を詠んだことに多くの人が心を動かされる。
藤原定家との恋愛関係を指摘する説もあるが、確証はない。定家の日記「明月記」には式子内親王への深い敬愛が記されている。