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権中納言敦忠

ごんちゅうなごんあつただ

平安中期 男性歌人
権中納言敦忠の絵札

経歴・人物紹介

平安時代中期の公卿・歌人で、三十六歌仙の一人。太政大臣・藤原時平の子で、中納言まで昇進した。38歳の若さで没した。

古今和歌集以下の勅撰集に41首が収められる多作の歌人。情熱的な恋歌を得意とし、深い情感を込めた表現が特徴。短い生涯の中で歌壇に確かな足跡を残した。

この歌人の百人一首

043

逢ひ見ての のちの心に くらぶれば

昔はものを 思はざりけり

一度逢って愛を交わした後の切ない心に比べれば、逢う前の悩みなど、物思いのうちには入らなかったのだなあ。

決まり字: あひ

エピソード・豆知識

「逢ひ見ての のちの心に くらぶれば 昔はものを 思はざりけり」の歌は、あなたと逢った後の恋しさに比べたら、逢う前の恋心など何でもなかったと詠んだ歌。逢瀬の後にかえって深まる恋心という逆説を詠んでいる。

父・藤原時平は菅原道真を大宰府に左遷した人物として知られるが、敦忠自身は歌人として高い評価を受けた。38歳での早世が惜しまれ、もし長命であればさらに多くの名歌を残したであろうと後世から評価されている。

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