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大中臣能宣朝臣

おおなかとみのよしのぶあそん

平安中期 男性歌人
大中臣能宣朝臣の絵札

経歴・人物紹介

平安時代中期の神官・歌人で、三十六歌仙の一人。伊勢神宮の祭主を代々務める大中臣氏の出身で、自らも祭主を務めた。神事を司る立場でありながら優れた歌人としても活躍した。

後撰和歌集の撰者の一人で、古今集以下の勅撰集に100首以上が収められる多作の歌人。娘・伊勢大輔(61番)も優れた歌人として知られる。

この歌人の百人一首

049

御垣守 衛士のたく火の 夜は燃え

昼は消えつつ ものをこそ思ヘ

宮中の門を守る衛士が焚くかがり火が、夜は燃えて昼は消えているように、私の恋心も夜は燃え上がり、昼は身を焦がして思い悩んでいます。

決まり字: みかき

エピソード・豆知識

「御垣守 衛士のたく火の 夜は燃え 昼は消えつつ ものをこそ思へ」の歌は、宮中の御垣を守る衛士が焚く篝火が夜は燃え、昼は消えるように、自分も夜は恋の思いが燃え上がり昼は消えるように過ごしていると詠んだ恋歌。

伊勢神宮の祭主という神聖な職掌を持ちながら、このような恋歌を詠んだことが興味深い。後撰集の編纂に携わった文化人でもあり、神官・歌人の両面で当時の文化に大きな貢献をした。娘の伊勢大輔へと続く歌人の家系を築いた。

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