藤原清輔朝臣
ふじわらのきよすけあそん
平安後期 男性歌人
経歴・人物紹介
平安時代後期の歌人・歌学者で、三十六歌仙の一人。藤原顕輔(79番)の子で、父子二代が百人一首に選ばれた。歌論書「袋草紙」「奥義抄」を著した当時屈指の歌学者。
千載和歌集以下の勅撰集に200首以上が収められる多産の歌人。ただし歌学の理論と実作のバランスについては批判もあり、歌壇での評価は複雑だった。
この歌人の百人一首
エピソード・豆知識
「長らへば またこのごろや しのばれむ 憂しと見し世ぞ 今は恋しき」の歌は、長生きしていれば今は辛いと思っているこの時代も、後になれば懐かしくなるのだろうかと詠んだ歌。時間の経過によって変わる感情の機微を詠んでいる。
父・顕輔が詞花集の撰者であり、歌学の家系に生まれた清輔は父の遺産を受け継ぎ発展させた。しかし源俊頼や藤原俊成とのライバル関係もあり、歌壇での位置づけは複雑だった。歌論書の著述においては後世への貢献度が高い。