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PRちはやふる百人一首勉強ノート

西行法師

さいぎょうほうし

平安後期 男性歌人
西行法師の絵札

経歴・人物紹介

平安時代後期の武士・歌人。元は北面の武士・佐藤義清として鳥羽上皇に仕えたが、23歳で突然出家し西行と号した。以後、全国を旅しながら歌を詠み続け、桜と月を愛した漂泊の歌人として後世に名高い。

新古今和歌集に94首が収められており、松尾芭蕉も西行の旅に強く憧れた。「山家集」は生前に編んだ歌集で、その真摯な作風は後世の文学に計り知れない影響を与えた。

この歌人の百人一首

086

嘆けとて 月やはものを 思はする

かこち顔なる わが涙かな

嘆き悲しめと言って、月が私に物思いをさせるのだろうか、いやそうではない。(月を眺めながら流す)私の涙は、月にかこつけている(月のせいにしている)顔つきであるなあ。

決まり字: なげけ

エピソード・豆知識

「嘆けとて 月やはものを 思はする かこち顔なる わが涙かな」の歌は、嘆けと言って月が物思いをさせるわけではないのに、月のせいにしているかのように涙が出てくると詠んだ歌。感情を客観視する高い精神性が示されている。

「願はくは 花の下にて 春死なむ そのきさらぎの 望月のころ」という辞世の歌の通り、陰暦2月16日(桜の咲くころ)に亡くなったとされ、死の予言が現実となったことで後世に大きな感銘を与えた。松尾芭蕉は「奥の細道」でその旅を西行に倣ったと明言している。

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