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PRちはやふる百人一首勉強ノート

二条院讃岐

にじょういんのさぬき

平安後期 女性歌人
二条院讃岐の絵札

経歴・人物紹介

平安時代後期の女流歌人で、三十六歌仙の一人。源頼政の娘で、二条天皇・高倉天皇に仕えた女房。院政期の動乱(平清盛による政変など)を宮廷で経験した。

千載和歌集以下の勅撰集に60首以上が収められており、恋の歌と自然の歌に秀でた作品が多い。父・頼政は平家に反乱を起こして敗死した武将でもある。

この歌人の百人一首

092

わが袖は 潮干に見えぬ 沖の石の

人こそ知らね 乾く間もなし

私の袖は、引き潮の時でも海中に隠れて見えない沖の石のように、人は知らないだろうけれど、涙で濡れて乾く間もありません。

決まり字: わがそ

エピソード・豆知識

「わが袖は 潮干に見えぬ 沖の石の 人こそ知らね かわくまもなし」の歌は、私の袖は潮が引いても見えない沖の石のように、人には見えないけれど(泣きぬれて)乾く間もないと詠んだ恋の歌。恋の苦しみを見えない涙で表現した奥ゆかしい一首。

父・源頼政は1180年に以仁王の令旨を受けて平家に反乱を起こし、宇治で敗死した武将。娘である讃岐にとって、父の死と平家による宮廷支配は深刻な体験だったと思われる。そのような時代背景がこの静かな恋歌の底に潜んでいると読むこともできる。

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