頻出ポイント

入試で狙われやすい歌と文法事項を厳選
効率的に学習して得点力アップ

頻出歌 TOP20

入試での出題頻度が高い歌を厳選。まずはこの20首を押さえましょう。

1
ちはやぶる 神代もきかず 竜田川
在原業平朝臣|第17番
掛詞「立つ」
2
瀬を早み 岩にせかるる 滝川の
崇徳院|第77番
係り結び「こそ」
3
あらざらむ この世のほかの 思ひ出に
和泉式部|第56番
掛詞「ふる」
4
あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の
柿本人麻呂|第3番
枕詞・掛詞
5
かささぎの 渡せる橋に おく霜の
中納言家持|第6番
助動詞「けり」
6
秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ
天智天皇|第1番
序詞・掛詞
7
田子の浦に うち出でて見れば 白妙の
山部赤人|第4番
助動詞「らむ」
8
立ち別れ いなばの山の 峰に生ふる
中納言行平|第16番
係り結び「ぞ」
9
住の江の 岸に寄る波 よるさへや
藤原敏行朝臣|第18番
助動詞「ぬ」識別
10
今来むと いひしばかりに 長月の
素性法師|第21番
縁語「風」
11
ひさかたの 光のどけき 春の日に
紀友則|第33番
助動詞「む」
12
由良の門を 渡る舟人 かぢを絶え
曾禰好忠|第46番
係り結び「や」
13
夜をこめて 鳥のそらねは はかるとも
清少納言|第62番
助動詞「べし」
14
音にきく たかしの浜の あだ波は
祐子内親王家紀伊|第72番
掛詞「かれ」
15
長からむ 心も知らず 黒髪の
待賢門院堀河|第80番
反語表現
16
ほととぎす 鳴きつる方を ながむれば
後徳大寺左大臣|第81番
係り結び「こそ」
17
村雨の 露もまだひぬ まきの葉に
寂蓮法師|第87番
掛詞「なき」
18
玉の緒よ 絶えなば絶えね ながらへば
式子内親王|第89番
助動詞「けり」
19
来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに
権中納言定家|第97番
縁語・掛詞
20
人もをし 人も恨めし あぢきなく
後鳥羽院|第99番
助動詞「む」

頻出文法事項

百人一首で問われやすい文法ポイントを整理

よくある出題パターン

パターン1:文法識別問題

「この歌の『ぬ』の文法的説明として正しいものを選べ」のような問題です。

対策:助動詞「ぬ」(完了)と打消の助動詞「ず」の連体形「ぬ」を見分けられるようにしましょう。接続する語の活用形で判断できます。

  • 完了「ぬ」:連用形に接続(例:「散りぬ」)
  • 打消「ず」連体形「ぬ」:未然形に接続(例:「見ぬ」)

パターン2:修辞技法の識別

「この歌に用いられている修辞技法を選べ」のような問題です。

対策:掛詞・枕詞・縁語・序詞の特徴を押さえましょう。特に掛詞は頻出で、一つの語に二つの意味を持たせる技法です。

  • 掛詞:「ふる」→「降る」+「経る」のように同音異義
  • 枕詞:「あしびきの」(山)のように特定の語を導く
  • 縁語:「波」「立つ」「寄る」のように関連語を散りばめる

パターン3:歌意の解釈

「この歌の解釈として最も適切なものを選べ」のような問題です。

対策:掛詞や修辞技法を正しく理解した上で、歌全体の意味を把握しましょう。選択肢の中には、部分的には正しいが全体としては不正確なものが含まれることが多いです。

パターン4:係り結び

「この歌の『こそ』の結びの語を答えよ」のような問題です。

対策:係助詞と結びの関係を覚えましょう。

  • 「ぞ」「なむ」「や」「か」→連体形で結ぶ
  • 「こそ」→已然形で結ぶ

効率的な学習法

Step 1: 頻出歌を読み込む

まずはTOP20の歌を何度も読み、歌意と文法ポイントを理解しましょう。

Step 2: 文法を確認

各歌の文法解説を読み、なぜその解釈になるのかを理解しましょう。

Step 3: 練習問題で確認

クイズ機能を使って、知識が定着しているか確認しましょう。

クイズで練習する 文法解説を見る