百人一首一覧
42首
あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の
ながながし夜を ひとりかも寝む
柿本人麻呂
田子の浦に うち出でて見れば 白妙の
富士の高嶺に 雪は降りつつ
山部赤人
奥山に 紅葉踏みわけ 鳴く鹿の
声きく時ぞ 秋は悲しき
猿丸大夫
かささぎの 渡せる橋に おく霜の
白きを見れば 夜ぞふけにける
中納言家持
これやこの 行くも帰るも 別れては
知るも知らぬも 逢坂の関
蝉丸
筑波嶺の 峰より落つる みなの川
恋ぞつもりて 淵となりぬる
陽成院
陸奥の しのぶもぢずり 誰ゆゑに
乱れそめにし われならなくに
河原左大臣
立ち別れ いなばの山の 峰に生ふる
まつとし聞かば 今帰り来む
中納言行平
ちはやぶる 神代もきかず 竜田川
からくれなゐに 水くくるとは
在原業平朝臣
わびぬれば 今はた同じ 難波なる
みをつくしても 逢はむとぞ思ふ
元良親王
月見れば 千々にものこそ 悲しけれ
わが身一つの 秋にはあらねど
大江千里
このたびは 幣も取りあへず 手向山
紅葉の錦 神のまにまに
菅家
小倉山 峰の紅葉葉 心あらば
今ひとたびの みゆき待たなむ
貞信公
ひさかたの 光のどけき 春の日に
しづ心なく 花の散るらむ
紀友則
誰をかも 知る人にせむ 高砂の
松も昔の 友ならなくに
藤原興風
白露に 風の吹きしく 秋の野は
つらぬきとめぬ 玉ぞ散りける
文屋朝康
しのぶれど 色に出でにけり わが恋は
ものや思ふと 人の問ふまで
平兼盛
恋すてふ わが名はまだき 立ちにけり
人知れずこそ 思ひそめしか
壬生忠見
逢ひ見ての のちの心に くらぶれば
昔はものを 思はざりけり
権中納言敦忠
逢ふことの 絶えてしなくは なかなかに
人をも身をも 恨みざらまし
中納言朝忠
由良の門を 渡る舟人 かぢを絶え
ゆくへも知らぬ 恋の道かな
曾禰好忠
八重むぐら しげれる宿の さびしきに
人こそ見えね 秋は来にけり
恵慶法師
かくとだに えやはいぶきの さしも草
さしも知らじな 燃ゆる思ひを
藤原実方朝臣
明けぬれば 暮るるものとは 知りながら
なほ恨めしき 朝ぼらけかな
藤原道信朝臣
滝の音は 絶えて久しく なりぬれど
名こそ流れて なほ聞こえけれ
大納言公任
やすらはで 寝なましものを さ夜ふけて
かたぶくまでの 月を見しかな
赤染衛門
いにしへの 奈良の都の 八重桜
けふ九重に にほひぬるかな
伊勢大輔
夜をこめて 鳥のそらねは はかるとも
よに逢坂の 関はゆるさじ
清少納言
恨みわび ほさぬ袖だに あるものを
恋に朽ちなむ 名こそ惜しけれ
相模
もろともに あはれと思へ 山桜
花よりほかに 知る人もなし
大僧正行尊
音にきく たかしの浜の あだ波は
かけじや袖の ぬれもこそすれ
祐子内親王家紀伊
高砂の 尾の上の桜 咲きにけり
外山の霞 立たずもあらなむ
権中納言匡房
憂かりける 人を初瀬の 山おろしよ
はげしかれとは 祈らぬものを
源俊頼朝臣
ほととぎす 鳴きつる方を ながむれば
ただ有明の 月ぞ残れる
後徳大寺左大臣
思ひわび さても命は あるものを
憂きにたへぬは 涙なりけり
道因法師
夜もすがら もの思ふころは 明けやらで
閨のひまさへ つれなかりけり
俊恵法師
玉の緒よ 絶えなば絶えね ながらへば
忍ぶることの 弱りもぞする
式子内親王
見せばやな 雄島のあまの 袖だにも
濡れにぞ濡れし 色は変わらじ
殷富門院大輔
きりぎりす 鳴くや霜夜の さむしろに
衣かたしき ひとりかも寝む
後京極摂政前太政大臣
み吉野の 山の秋風 さ夜ふけて
ふるさと寒く 衣打つなり
参議雅経
来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに
焼くや藻塩の 身もこがれつつ
権中納言定家
百敷や 古き軒端の しのぶにも
なほあまりある 昔なりけり
順徳院百人一首一覧について
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