🎴 ちはやふるの歌
漫画・アニメ「ちはやふる」で印象的に登場する歌
全15首
末次由紀による漫画「ちはやふる」は、競技かるたをテーマにした作品で、百人一首の魅力を現代に広めた功績は計り知れません。2008年から2022年まで連載され、アニメ化・実写映画化もされた大人気作品です。
作品タイトルの由来となった第17番・在原業平朝臣の「ちはやぶる 神代もきかず 竜田川」は、作中で最も重要な歌として繰り返し登場します。竜田川の紅葉を神代の神々すら見たことがないと詠んだこの歌は、主人公・綾瀬千早にとって特別な一首です。
第77番・崇徳院の「瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の」も作中で重要な歌として取り上げられ、分かれてもまた逢おうという決意を詠んだ力強さが、競技かるたに打ち込む登場人物たちの姿と重なります。
ここでは、「ちはやふる」の作中で特に印象的に取り上げられた歌を集めました。作品を読んだ方はもちろん、これから競技かるたを始めたい方にも、まず覚えてほしい歌たちです。
ちはやふるの歌一覧
ちはやぶる 神代もきかず 竜田川
からくれなゐに 水くくるとは
不思議なことが多かった神様の時代でさえ聞いたことがない。竜田川が紅葉で真っ赤に染め上げられているなんて。
超現代語訳神話の時代でもこんなの聞いたことなくない? 竜田川が紅葉で真っ赤に染まってるの、もはやCGレベルで異世界なんだけど。美しすぎて語彙力失うわ。
瀬を早み 岩にせかるる 滝川の
われても末に 逢はむとぞ思ふ
川の流れが速いので、岩にせき止められた急流が一度2つに分かれても、また1つになるように、私たちも今は離れ離れでも、将来は必ず一緒になろうと思う。
超現代語訳今は障害があって別れるけど、激流がいったん分かれてもまた合流するみたいに、絶対また付き合おうね! 復縁前提の別れだから、待っててよ!
秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ
わが衣手は 露にぬれつつ
秋の田の仮小屋の屋根の目が粗いので、私の袖は露に濡れ続けている。
超現代語訳秋の田んぼの警備ツラすぎ。屋根ボロボロだし隙間風ヤバいし、服ずっと濡れてるんだけど。天皇なのにこの扱い、ブラックすぎない?
吹くからに 秋の草木の しをるれば
むべ山風を 嵐といふらむ
吹くとすぐに秋の草木がしおれてしまうので、なるほど、だから山から吹く風を「嵐(荒らし)」と言うのだろうなあ。
超現代語訳山風が吹くたびに草木が枯れていく…。なるほどね、「荒らす」から「嵐」って呼ぶわけか。ダジャレかよ! でも威力ハンパないのは認める。
村雨の 露もまだひぬ まきの葉に
霧立ちのぼる 秋の夕暮れ
にわか雨が通り過ぎて、その滴もまだ乾いていない真木の葉に、霧が白く立ち上っていく秋の夕暮れであるよ。
超現代語訳通り雨あがった瞬間の、森から霧がバーッて出てる景色、ヤバくない? 天然のスモーク焚いたみたい。秋の夕暮れ演出、凝りすぎでしょ。
住の江の 岸に寄る波 よるさへや
夢の通ひ路 人目よくらむ
住の江の岸に寄せる波のように、夜見る夢の中でさえ、あなたは人目を避けて会ってくれないのでしょうか。
超現代語訳現実で会えないのは百歩譲って我慢するけど、なんで夢の中でまで避けるわけ? 夢くらい自由に出てきてよ! バレないんだからデートしてくれても良くない?
めぐりあひて 見しやそれとも 分かぬ間に
雲隠れにし 夜半の月かな
久しぶりにめぐり逢ったのに、それがあなたかどうか見分けがつかないほどのわずかな間に、雲に隠れてしまった夜中の月のように、あなたは帰ってしまいましたね。
超現代語訳えっ今の誰? 久しぶりの友達? それとも見間違い? 挨拶する間もなく消えちゃったんだけど。雲隠れの術かよ! もっとゆっくり話そうよ〜。
さびしさに 宿を立ち出でて ながむれば
いづくも同じ 秋の夕暮れ
あまりの寂しさに耐えかねて家を出てあたりを見渡してみたが、どこもかしこも同じように寂しい秋の夕暮れが広がっているだけだった。
超現代語訳寂しくて家飛び出したけど、外も普通に寂しい景色だったわ。どこ行っても孤独からは逃げられないってこと? 秋の夕暮れ、メンタル削りにきすぎ。
ほととぎす 鳴きつる方を ながむれば
ただ有明の 月ぞ残れる
ほととぎすが鳴いた方角を眺めると、姿は見えず、ただ有明の月が空に残っているだけであった。
超現代語訳ホトトギスの声したから「おっ」と思って見たのに、誰もいないし。あるのは月だけ。幽霊?それとも私の幻聴? 夜明けの空に響くとか、雰囲気ありすぎ。
立ち別れ いなばの山の 峰に生ふる
まつとし聞かば 今帰り来む
お別れして因幡の国へ行ってしまっても、因幡の山の峰に生えている松のように、あなたが待っていると聞いたなら、すぐに帰ってきましょう。
超現代語訳転勤でお別れだけど、もし君が「待ってる」って言ってくれたら、ソッコーで飛んで帰ってくるよ? 因幡の松みたいにずっと待っててくれるなら、距離とか関係ないから!
しのぶれど 色に出でにけり わが恋は
ものや思ふと 人の問ふまで
心に秘めてきたけれど、顔や表情に出てしまっていたようだ。私の恋心は。「誰かに恋しているのですか」と人に尋ねられるほどに。
超現代語訳隠してたのに「好きな人いるでしょ?」ってバレたー! 顔に出てた? マジかー。自分ではポーカーフェイスのつもりだったのに、恋心ダダ漏れだったわ。
いにしへの 奈良の都の 八重桜
けふ九重に にほひぬるかな
いにしえの奈良の都で咲いていた八重桜が、今日はこの九重(宮中)で美しく咲き誇っている。
超現代語訳昔の奈良のブランド桜を、今の宮中で見れるとか最高じゃない? レトロな良さと今の華やかさが合わさって、まじで映えまくり。エモいね〜。
難波江の 芦のかりねの ひとよゆゑ
みをつくしてや 恋ひわたるべき
難波江の芦の仮根(刈り根)のような、たった一夜の契りのために、澪標のように身を尽くして、一生恋い慕い続けなければならないのだろうか。
超現代語訳たった一晩の関係だったじゃん! なんでそれで一生引きずらなきゃいけないの? 私の人生、あの一夜で狂ったんですけど。責任重すぎない?
これやこの 行くも帰るも 別れては
知るも知らぬも 逢坂の関
これがあの、都へ行く人も帰る人も、知っている人も知らない人も、出会っては別れるという逢坂の関なのだなあ。
超現代語訳ここが噂の逢坂の関か〜。出発する人も帰ってくる人も、知り合いも他人も、みんなここで会って別れていくんだね。人生の交差点って感じでエモい。
山里は 冬ぞさびしさ まさりける
人目も草も かれぬと思へば
山里は冬こそ寂しさがまさるものだ。人の訪れも途絶え、草も枯れてしまうと思うと。
超現代語訳山奥の冬、ガチで人来ないし草も枯れるし、孤独レベルMAXなんだけど。寂しさで死ぬタイプのウサギなら即死してるわ、この環境。
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