百人一首 英訳一覧

英語で味わう百人一首の世界

出典

Clay MacCauley, Hyakunin Isshu (Single Songs of a Hundred Poets)

Transactions of the Asiatic Society of Japan, 1917

本ページに掲載する英訳はパブリックドメイン(著作権消滅)の作品です。

番号 歌人 原文(上の句) 英訳 詳細
1 天智天皇 秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ Coarse the rush-mat roof ...
2 持統天皇 春すぎて 夏来にけらし 白妙の Spring has passed, it seems, ...
3 柿本人麻呂 あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の Oh, the foot-drawn trail ...
4 山部赤人 田子の浦に うち出でて見れば 白妙の I started off along ...
5 猿丸大夫 奥山に 紅葉踏みわけ 鳴く鹿の In the mountain depths, ...
6 中納言家持 かささぎの 渡せる橋に おく霜の If I see that bridge ...
7 安倍仲麿 天の原 ふりさけ見れば 春日なる When I look up at ...
8 喜撰法師 わが庵は 都のたつみ しかぞすむ My lowly hut is ...
9 小野小町 花の色は うつりにけりな いたづらに The color of this flower ...
10 蝉丸 これやこの 行くも帰るも 別れては This is the place where, ...
11 参議篁 わたの原 八十島かけて 漕ぎ出でぬと O'er the wide sea-plain, ...
12 僧正遍昭 天つ風 雲の通ひ路 吹きとぢよ The winds of heaven ...
13 陽成院 筑波嶺の 峰より落つる みなの川 From Tsukuba's peak ...
14 河原左大臣 陸奥の しのぶもぢずり 誰ゆゑに The imperial vow ...
15 光孝天皇 君がため 春の野に出でて 若菜つむ For thy precious sake, ...
16 中納言行平 立ち別れ いなばの山の 峰に生ふる Though I came to her, ...
17 在原業平朝臣 ちはやぶる 神代もきかず 竜田川 The deer's own cry, ...
18 藤原敏行朝臣 住の江の 岸に寄る波 よるさへや The waves are gathered ...
19 伊勢 難波潟 短き芦の ふしの間も Even for the space ...
20 元良親王 わびぬれば 今はた同じ 難波なる In my loneliness ...
21 素性法師 今来むと いひしばかりに 長月の The autumn storm blows wild, ...
22 文屋康秀 吹くからに 秋の草木の しをるれば Because the blowing wind ...
23 大江千里 月見れば 千々にものこそ 悲しけれ As the moon shines out ...
24 菅家 このたびは 幣も取りあへず 手向山 This is not the moon, ...
25 三条右大臣 名にし負はば 逢坂山の さねかづら The one who made me ...
26 貞信公 小倉山 峰の紅葉葉 心あらば On the mountain-slope ...
27 中納言兼輔 みかの原 わきて流るる いづみ川 In the mountain stream ...
28 源宗于朝臣 山里は 冬ぞさびしさ まさりける Over 'Yama' mount ...
29 凡河内躬恒 心あてに 折らばや折らむ 初霜の The white chrysanthemum ...
30 壬生忠岑 有明の つれなく見えし 別れより On this lonely moor, ...
31 坂上是則 朝ぼらけ 有明の月と 見るまでに In the early dawn, ...
32 春道列樹 山川に 風のかけたる しがらみは In a mountain stream ...
33 紀友則 ひさかたの 光のどけき 春の日に The spring has come at last ...
34 藤原興風 誰をかも 知る人にせむ 高砂の Who can really find ...
35 紀貫之 人はいさ 心も知らず ふるさとは Oh that the human heart ...
36 清原深養父 夏の夜は まだ宵ながら 明けぬるを In the summer night ...
37 文屋朝康 白露に 風の吹きしく 秋の野は The autumn wind blows ...
38 右近 忘らるる 身をば思はず 誓ひてし I am not indifferent ...
39 参議等 浅茅生の 小野の篠原 しのぶれど Though the maple leaves ...
40 平兼盛 しのぶれど 色に出でにけり わが恋は Oh that I could hide ...
41 壬生忠見 恋すてふ わが名はまだき 立ちにけり How can I tell her ...
42 清原元輔 契りきな かたみに袖を しぼりつつ So much in earnest ...
43 権中納言敦忠 逢ひ見ての のちの心に くらぶれば My love for you remains, ...
44 中納言朝忠 逢ふことの 絶えてしなくは なかなかに When shall I see you? ...
45 謙徳公 あはれとも いふべき人は 思ほえで Alas! the pity of it! ...
46 曾禰好忠 由良の門を 渡る舟人 かぢを絶え Like the guard's fire ...
47 恵慶法師 八重むぐら しげれる宿の さびしきに Like the blessed heavens, ...
48 源重之 風をいたみ 岩うつ波の おのれのみ The wind-blown smoke ...
49 大中臣能宣朝臣 御垣守 衛士のたく火の 夜は燃え Like a driven wave, ...
50 藤原義孝 君がため 惜しからざりし 命さへ For thy precious sake, ...
51 藤原実方朝臣 かくとだに えやはいぶきの さしも草 How can it be so! ...
52 藤原道信朝臣 明けぬれば 暮るるものとは 知りながら As the night grows still, ...
53 右大将道綱母 嘆きつつ ひとり寝る夜の 明くる間は I shall lament no more ...
54 儀同三司母 忘れじの 行末までは かたければ I have no way to meet you; ...
55 大納言公任 滝の音は 絶えて久しく なりぬれど Alas! the waterfall ...
56 和泉式部 あらざらむ この世のほかの 思ひ出に If I should live long, ...
57 紫式部 めぐりあひて 見しやそれとも 分かぬ間に A wandering meeting, ...
58 大弐三位 有馬山 猪名の笹原 風吹けば With no outward sign ...
59 赤染衛門 やすらはで 寝なましものを さ夜ふけて Like a riven reed, ...
60 小式部内侍 大江山 いく野の道の 遠ければ The way, I know, must be ...
61 伊勢大輔 いにしへの 奈良の都の 八重桜 In 'Ina' of old, ...
62 清少納言 夜をこめて 鳥のそらねは はかるとも Thinking about it, ...
63 左京大夫道雅 今はただ 思ひ絶えなむ とばかりを I now can only think ...
64 権中納言定頼 朝ぼらけ 宇治の川霧 たえだえに In the early dawn, ...
65 相模 恨みわび ほさぬ袖だに あるものを Filled with regret I watch ...
66 大僧正行尊 もろともに あはれと思へ 山桜 Like the trailing vines, ...
67 周防内侍 春の夜の 夢ばかりなる 手枕に Tonight the wind of spring ...
68 三条院 心にも あらでうき世に ながらへば The winds that blow — ...
69 能因法師 嵐吹く 三室の山の もみぢ葉は Upon this stormy night, ...
70 良暹法師 さびしさに 宿を立ち出でて ながむれば In my loneliness ...
71 大納言経信 夕されば 門田の稲葉 おとづれて When the evening comes, ...
72 祐子内親王家紀伊 音にきく たかしの浜の あだ波は Though I hear that there ...
73 権中納言匡房 高砂の 尾の上の桜 咲きにけり Along a mountain path ...
74 源俊頼朝臣 憂かりける 人を初瀬の 山おろしよ Since a gust of wind ...
75 藤原基俊 契りおきし させもが露を 命にて So I vow to thee: ...
76 法性寺入道前関白太政大臣 わたの原 漕ぎ出でて見れば 久方の O'er the wide sea plain, ...
77 崇徳院 瀬を早み 岩にせかるる 滝川の Like the rapids' flow ...
78 源兼昌 淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に The floating bridge ...
79 左京大夫顕輔 秋風に たなびく雲の 絶え間より As a rule, the wind ...
80 待賢門院堀河 長からむ 心も知らず 黒髪の Even in the time ...
81 後徳大寺左大臣 ほととぎす 鳴きつる方を ながむれば The cuckoo's echo ...
82 道因法師 思ひわび さても命は あるものを Thinking bitterly, ...
83 皇太后宮大夫俊成 世の中よ 道こそなけれ 思ひ入る In this whole wide world ...
84 藤原清輔朝臣 ながらへば またこのごろや しのばれむ So long and dreary ...
85 俊恵法師 夜もすがら もの思ふころは 明けやらで Through the long, long night ...
86 西行法師 嘆けとて 月やはものを 思はする When I catch a glimpse ...
87 寂蓮法師 村雨の 露もまだひぬ まきの葉に A sudden shower falls; ...
88 皇嘉門院別当 難波江の 芦のかりねの ひとよゆゑ Has he no pity ...
89 式子内親王 玉の緒よ 絶えなば絶えね ながらへば Like a string of gems ...
90 殷富門院大輔 見せばやな 雄島のあまの 袖だにも Oh, to see again ...
91 後京極摂政前太政大臣 きりぎりす 鳴くや霜夜の さむしろに Though I am ashamed ...
92 二条院讃岐 わが袖は 潮干に見えぬ 沖の石の Like the morning dew ...
93 鎌倉右大臣 世の中は 常にもがもな 渚こぐ In this world of ours ...
94 参議雅経 み吉野の 山の秋風 さ夜ふけて Like the Yoshino stream, ...
95 前大僧正慈円 おほけなく うき世の民に おほふかな Oh, I know it well! ...
96 入道前太政大臣 花さそふ 嵐の庭の 雪ならで Like a flower that fades, ...
97 権中納言定家 来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに If only, when one heard ...
98 従二位家隆 風そよぐ ならの小川の 夕暮れは The wind from off the shore ...
99 後鳥羽院 人もをし 人も恨めし あぢきなく O people of the world: ...
100 順徳院 百敷や 古き軒端の しのぶにも Like a drawn-out thread ...
1 天智天皇

秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ

Coarse the rush-mat roof ...

2 持統天皇

春すぎて 夏来にけらし 白妙の

Spring has passed, it seems, ...

3 柿本人麻呂

あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の

Oh, the foot-drawn trail ...

4 山部赤人

田子の浦に うち出でて見れば 白妙の

I started off along ...

5 猿丸大夫

奥山に 紅葉踏みわけ 鳴く鹿の

In the mountain depths, ...

6 中納言家持

かささぎの 渡せる橋に おく霜の

If I see that bridge ...

7 安倍仲麿

天の原 ふりさけ見れば 春日なる

When I look up at ...

8 喜撰法師

わが庵は 都のたつみ しかぞすむ

My lowly hut is ...

9 小野小町

花の色は うつりにけりな いたづらに

The color of this flower ...

10 蝉丸

これやこの 行くも帰るも 別れては

This is the place where, ...

11 参議篁

わたの原 八十島かけて 漕ぎ出でぬと

O'er the wide sea-plain, ...

12 僧正遍昭

天つ風 雲の通ひ路 吹きとぢよ

The winds of heaven ...

13 陽成院

筑波嶺の 峰より落つる みなの川

From Tsukuba's peak ...

14 河原左大臣

陸奥の しのぶもぢずり 誰ゆゑに

The imperial vow ...

15 光孝天皇

君がため 春の野に出でて 若菜つむ

For thy precious sake, ...

16 中納言行平

立ち別れ いなばの山の 峰に生ふる

Though I came to her, ...

17 在原業平朝臣

ちはやぶる 神代もきかず 竜田川

The deer's own cry, ...

18 藤原敏行朝臣

住の江の 岸に寄る波 よるさへや

The waves are gathered ...

19 伊勢

難波潟 短き芦の ふしの間も

Even for the space ...

20 元良親王

わびぬれば 今はた同じ 難波なる

In my loneliness ...

21 素性法師

今来むと いひしばかりに 長月の

The autumn storm blows wild, ...

22 文屋康秀

吹くからに 秋の草木の しをるれば

Because the blowing wind ...

23 大江千里

月見れば 千々にものこそ 悲しけれ

As the moon shines out ...

24 菅家

このたびは 幣も取りあへず 手向山

This is not the moon, ...

25 三条右大臣

名にし負はば 逢坂山の さねかづら

The one who made me ...

26 貞信公

小倉山 峰の紅葉葉 心あらば

On the mountain-slope ...

27 中納言兼輔

みかの原 わきて流るる いづみ川

In the mountain stream ...

28 源宗于朝臣

山里は 冬ぞさびしさ まさりける

Over 'Yama' mount ...

29 凡河内躬恒

心あてに 折らばや折らむ 初霜の

The white chrysanthemum ...

30 壬生忠岑

有明の つれなく見えし 別れより

On this lonely moor, ...

31 坂上是則

朝ぼらけ 有明の月と 見るまでに

In the early dawn, ...

32 春道列樹

山川に 風のかけたる しがらみは

In a mountain stream ...

33 紀友則

ひさかたの 光のどけき 春の日に

The spring has come at last ...

34 藤原興風

誰をかも 知る人にせむ 高砂の

Who can really find ...

35 紀貫之

人はいさ 心も知らず ふるさとは

Oh that the human heart ...

36 清原深養父

夏の夜は まだ宵ながら 明けぬるを

In the summer night ...

37 文屋朝康

白露に 風の吹きしく 秋の野は

The autumn wind blows ...

38 右近

忘らるる 身をば思はず 誓ひてし

I am not indifferent ...

39 参議等

浅茅生の 小野の篠原 しのぶれど

Though the maple leaves ...

40 平兼盛

しのぶれど 色に出でにけり わが恋は

Oh that I could hide ...

41 壬生忠見

恋すてふ わが名はまだき 立ちにけり

How can I tell her ...

42 清原元輔

契りきな かたみに袖を しぼりつつ

So much in earnest ...

43 権中納言敦忠

逢ひ見ての のちの心に くらぶれば

My love for you remains, ...

44 中納言朝忠

逢ふことの 絶えてしなくは なかなかに

When shall I see you? ...

45 謙徳公

あはれとも いふべき人は 思ほえで

Alas! the pity of it! ...

46 曾禰好忠

由良の門を 渡る舟人 かぢを絶え

Like the guard's fire ...

47 恵慶法師

八重むぐら しげれる宿の さびしきに

Like the blessed heavens, ...

48 源重之

風をいたみ 岩うつ波の おのれのみ

The wind-blown smoke ...

49 大中臣能宣朝臣

御垣守 衛士のたく火の 夜は燃え

Like a driven wave, ...

50 藤原義孝

君がため 惜しからざりし 命さへ

For thy precious sake, ...

51 藤原実方朝臣

かくとだに えやはいぶきの さしも草

How can it be so! ...

52 藤原道信朝臣

明けぬれば 暮るるものとは 知りながら

As the night grows still, ...

53 右大将道綱母

嘆きつつ ひとり寝る夜の 明くる間は

I shall lament no more ...

54 儀同三司母

忘れじの 行末までは かたければ

I have no way to meet you; ...

55 大納言公任

滝の音は 絶えて久しく なりぬれど

Alas! the waterfall ...

56 和泉式部

あらざらむ この世のほかの 思ひ出に

If I should live long, ...

57 紫式部

めぐりあひて 見しやそれとも 分かぬ間に

A wandering meeting, ...

58 大弐三位

有馬山 猪名の笹原 風吹けば

With no outward sign ...

59 赤染衛門

やすらはで 寝なましものを さ夜ふけて

Like a riven reed, ...

60 小式部内侍

大江山 いく野の道の 遠ければ

The way, I know, must be ...

61 伊勢大輔

いにしへの 奈良の都の 八重桜

In 'Ina' of old, ...

62 清少納言

夜をこめて 鳥のそらねは はかるとも

Thinking about it, ...

63 左京大夫道雅

今はただ 思ひ絶えなむ とばかりを

I now can only think ...

64 権中納言定頼

朝ぼらけ 宇治の川霧 たえだえに

In the early dawn, ...

65 相模

恨みわび ほさぬ袖だに あるものを

Filled with regret I watch ...

66 大僧正行尊

もろともに あはれと思へ 山桜

Like the trailing vines, ...

67 周防内侍

春の夜の 夢ばかりなる 手枕に

Tonight the wind of spring ...

68 三条院

心にも あらでうき世に ながらへば

The winds that blow — ...

69 能因法師

嵐吹く 三室の山の もみぢ葉は

Upon this stormy night, ...

70 良暹法師

さびしさに 宿を立ち出でて ながむれば

In my loneliness ...

71 大納言経信

夕されば 門田の稲葉 おとづれて

When the evening comes, ...

72 祐子内親王家紀伊

音にきく たかしの浜の あだ波は

Though I hear that there ...

73 権中納言匡房

高砂の 尾の上の桜 咲きにけり

Along a mountain path ...

74 源俊頼朝臣

憂かりける 人を初瀬の 山おろしよ

Since a gust of wind ...

75 藤原基俊

契りおきし させもが露を 命にて

So I vow to thee: ...

76 法性寺入道前関白太政大臣

わたの原 漕ぎ出でて見れば 久方の

O'er the wide sea plain, ...

77 崇徳院

瀬を早み 岩にせかるる 滝川の

Like the rapids' flow ...

78 源兼昌

淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に

The floating bridge ...

79 左京大夫顕輔

秋風に たなびく雲の 絶え間より

As a rule, the wind ...

80 待賢門院堀河

長からむ 心も知らず 黒髪の

Even in the time ...

81 後徳大寺左大臣

ほととぎす 鳴きつる方を ながむれば

The cuckoo's echo ...

82 道因法師

思ひわび さても命は あるものを

Thinking bitterly, ...

83 皇太后宮大夫俊成

世の中よ 道こそなけれ 思ひ入る

In this whole wide world ...

84 藤原清輔朝臣

ながらへば またこのごろや しのばれむ

So long and dreary ...

85 俊恵法師

夜もすがら もの思ふころは 明けやらで

Through the long, long night ...

86 西行法師

嘆けとて 月やはものを 思はする

When I catch a glimpse ...

87 寂蓮法師

村雨の 露もまだひぬ まきの葉に

A sudden shower falls; ...

88 皇嘉門院別当

難波江の 芦のかりねの ひとよゆゑ

Has he no pity ...

89 式子内親王

玉の緒よ 絶えなば絶えね ながらへば

Like a string of gems ...

90 殷富門院大輔

見せばやな 雄島のあまの 袖だにも

Oh, to see again ...

91 後京極摂政前太政大臣

きりぎりす 鳴くや霜夜の さむしろに

Though I am ashamed ...

92 二条院讃岐

わが袖は 潮干に見えぬ 沖の石の

Like the morning dew ...

93 鎌倉右大臣

世の中は 常にもがもな 渚こぐ

In this world of ours ...

94 参議雅経

み吉野の 山の秋風 さ夜ふけて

Like the Yoshino stream, ...

95 前大僧正慈円

おほけなく うき世の民に おほふかな

Oh, I know it well! ...

96 入道前太政大臣

花さそふ 嵐の庭の 雪ならで

Like a flower that fades, ...

97 権中納言定家

来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに

If only, when one heard ...

98 従二位家隆

風そよぐ ならの小川の 夕暮れは

The wind from off the shore ...

99 後鳥羽院

人もをし 人も恨めし あぢきなく

O people of the world: ...

100 順徳院

百敷や 古き軒端の しのぶにも

Like a drawn-out thread ...

翻訳者について

Clay MacCauley(クレイ・マコーレー)

Clay MacCauley(1843–1925)は、アメリカ合衆国の牧師・言語学者・民族学者。日本に長く滞在し、日本文化の研究に貢献しました。百人一首の英訳は、日本アジア協会の紀要(Transactions of the Asiatic Society of Japan)に掲載された古典的な翻訳として知られています。

百人一首の英訳について

和歌を英語に訳すということ

百人一首の和歌は五七五七七の31音という短い形式に、日本語特有の掛詞(ダブルミーニング)や枕詞、縁語といった修辞技法が凝縮されています。これらを英語に忠実に翻訳することは困難であり、翻訳者ごとに異なるアプローチが取られてきました。

海外における百人一首の受容

百人一首は明治時代以降、複数の翻訳者によって英語をはじめとする外国語に翻訳されてきました。Clay MacCauleyの翻訳は比較的初期のものであり、原文の意味を丁寧に伝えることを重視した訳として評価されています。

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